キーエンスと言えば、日本が世界に誇るトップメーカー
新発売の商品の7割が世界初という絶対的優位性を保つスーパー企業です。
一般には利益率の高さや従業員の年収の高さが知られております。
そんな社員は、女性の結婚したい企業ランキングNO1でもあるキーエンスです。
確かに30歳で年収1000万超というのは魅力的ですよねw
この点については、創業者の滝崎武夫氏がこだわって給与体系を構築したと本人が語っております。
素晴らしい人材を集めるには、他社よりも魅力的な給与体系が必至だとおっしゃっておりました。
始まりは商社として発足した訳ですが、トヨタ自動車が板金の二重送りによる金型の損害に悩んでいることを知った滝崎氏は
自身で考えた磁気センサーを提案したところ納入が決定しました。
そこから電子センサーのトップメーカーとして生まれ変わることになります。
そしてキーエンスの高収益率を支えるのは、徹底した仕組化です。
祖業の自動線材切断機は粗利益率が20%の高収益でしたが、撤退を決断
40%の粗利益率を誇るセンサー事業に専念すると共に製造部門は商品全体の25%を子会社で製造、残りは協力企業に任せることにしました。
そしてキーエンスは、商品開発、企画、販売に専念することで手厚いサポート体制を構築、エンドユーザーまで把握することで優位性を保つことができているそうです。
そして販売先が一社に偏らない様に敢えて納品量を減らすこともするといった徹底ぶり(値下げ交渉をされない様にする為)
こうして鉄壁の仕組みを構築することで関係者にとって素晴らしい結果がもたらされます。
当初4000円程の株価は現在5万を超えています。
なんと素晴らしい会社でしょうか。
投資家までもリッチにしてしまった滝崎氏・・もちろん本人が一番の資産家になったのは言うまでもありません。
第二、第三のキーエンスを発掘してみたいものですね。
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