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㈱サカタのタネ


創業者の坂田氏

個別銘柄を購入する際にその会社の歴史なども知っておくと違う視点で見れるはず

自分が気に入った会社の紹介を少しずつしていきますね~

今回は種子を主に取り扱っている”サカタのタネ”

実は今年で創業110年もの歴史があります。

創業者 坂田武雄氏が1913年に ”坂田農園” を設立

海外で修行を積んだ坂田氏は、当初苗木を育て輸出する経営を選択しました。

ところが当時は輸送に1か月以上掛かる時代です。

現地に到着する前に苗木が枯れたり、害虫による病気に掛かりで検疫で焼却処分されたりと上手くいきません。

そんな時第一次世界大戦の影響を受け国内だけで販売をすることにしました。

しかし、立派な苗木を消費者に受け入れてもらえません。

顧客のニーズは安くて小さい苗木でした。

そこで彼は種を販売することを思いつきました。

これなら海外への輸出も問題なくできるし、安価で顧客自身が育てることができると考えました。

日本固有の野菜などの種をアメリカで販売したところ売れ行きは好調でシカゴ支店を出すまでに至りました。

そして高級品質の種を作る為に発芽研究所を作りました。

発芽率の高さは=信用となり高値で取引されると踏んだようです。

しかし、その矢先に関東大震災に見舞われて研究所も種を保管していた社屋も被害を受けます。

倉庫の種を焼けてしまいましたが、挫けずにまた這い上がります。

そしてこの教訓を生かすべく種の保管は分散するようにしました。

その結果その後の災害の際は、難を逃れることができたようです。

その後は、持ち前の精神力と確かな腕で業績は回復します。

そんな時に国内の研究機関からペチュニアの花を研究する為の種の依頼が入りました。

無償で提供したのか不明ですが、その後研究者から全ての種が八重咲になる理論を授かりました。

これを基に改良した種を海外に売り込んだ結果、最終的に金よりも20倍の高値で売れたようです。

当時は金本位制の時代でしたから如何に素晴らしい評価をされたのかが分かりますよね。

その後は第二次世界大戦に巻き込まれた影響で一旦は経営から身を引くものの

戦争終結後は後任の社長に説得を受けたこともあり再びトップに返り咲き情熱を注ぐのでした。

フランスで食べたメロンをきっかけに温室以外で作る安価なメロンを生み出しました。

他にもトウモロコシやスナックエンドウなど彼が日本に広めた野菜があります。

彼の素晴らしい実績を評価されAASのメダリオン牌を日本人として初めて国際的な賞を受賞しました。

95歳で大往生するまで彼の情熱は消えることはありませんでした。

はい、以上が創業者の坂田さんのお話でした。

どんな時代も実直に誠実に働くことが大切ですね。

素晴らしい創業者の話を知ることができて私自身も勉強になりました。

気になるサカタのタネの今後ですが、未踏の北アフリカに進出するなど海外進出も積極的に行ってます。

食料危機が現実に迫る中、この会社の存在は非常に貴重なのではないでしょうか。

純利益も10%近くをキープしていますし、長期投資する価値はあると思います。

*あくまで個人の意見であり投資の判断は個人の責任の元行うようにして下さい。


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